色鮮やかな鯉のぼり

過ごしやすい季節になってきましたね。最近は健康のために、季節によって移りゆく景色を楽しみながらウォーキングをしています。先日歩いていると、大空をゆらゆらと泳ぐ鮮やかな鯉のぼりを見かけました。「鯉」は、流れがはやく強い川でも元気に泳ぎ、滝をも登ってしまうほど強い魚だそうです。そんなたくましい鯉のように、子どもたちが元気に大きくなることを願って鯉のぼりを飾るそうです。

 

鯉のぼりといえば子どもの日ですね。もともと5月5日は「端午の節句」で、男の子の心も体も健康に成長できるよう祈り、祝う日でした。端午の節句は昔から行われ、病気や大きな災いが起きないようにするための行事だったそうです。端午の節句で使っていた「菖蒲(しょうぶ)」が、刀剣に似ていることから、男の子の行事になっていったという話があります。

それから1948年に、5月5日を「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」とされてから、端午の節句の日が子どもの日になったそうです。そのため現在は、子どもたちみんなをお祝いする日になりました。子どもの日は子どものお祝いだけではなく「お母さんに感謝する」という日でもあったのですね。

 

菖蒲の葉っぱは、香りが強いため、病気や悪いものを追い払ってくれるとされているそうです。

そのため子どもの日には、菖蒲の葉を入れたお湯につかるといいと考えられているそうですよ。

菖蒲湯に浸かっていつまでも健康でいたいものですね。

2024年05月20日