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ピンなしウィッグとは ピンのないタイプの特徴と選び方

自毛や頭皮への負担が気になる方に選ばれているのがピンのないウィッグです。固定方法の違いと選び方をご説明します。

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「ウィッグは使いたいけれど、ピンで留めるのが気になる」というご相談は少なくありません。自毛に負担がかかりそう、留めるときに引っ張られる感じがする、そもそも留めるだけの自毛がない。理由はさまざまです。

こうした場合の選択肢がピンなしウィッグです。ここではピンのないウィッグがどういうものか、どう固定するのか、選ぶときに何を確かめればよいのかを整理してご説明します。

ピンなしウィッグとは

ピンなしウィッグとは、その名のとおり自毛にピン(クリップ)を留めずに装着できるウィッグのことです。ピンのないウィッグ、ノンクリップタイプなどとも呼ばれます。

一般的なウィッグは、内側に付いた小さなクリップを自毛に挟んで固定します。しっかり留まる一方で、自毛にクリップの力がかかり続けることになります。ピンなしタイプは、この固定を別の仕組みに置き換えたものです。頭の形に沿わせる、面で押さえる、サイズを締めるといった方法でずれにくくしています。

ピンのないウィッグが選ばれる理由

自毛への負担が気になる方

毎日同じ場所にクリップを留めていると、その部分の自毛が気になってくるという声があります。留める位置を変えれば軽減できますが、位置によっては装着感が変わってしまうこともあります。ピンを使わない方法であれば、この心配自体がなくなります。

装着時の締めつけや引っ張られる感じが苦手な方

クリップで留めた瞬間の引っ張られる感覚が苦手という方もいらっしゃいます。長時間つけていると気になってくるという場合も、ピンのないタイプで解消することがあります。

自毛が少なく、留めることが難しい方

治療にともなう脱毛などで自毛が少ない場合、そもそもクリップを留める場所がありません。この場合はピンを使わない固定方法が前提になります。医療用ウィッグの多くがピンに頼らない設計になっているのはこのためです。詳しくは医療用ウィッグのページをご覧ください。

着脱をもっと簡単にしたい方

ピンを一つひとつ留め外しする手間がなくなるため、朝の支度が短くなります。外出前の身支度に時間をかけたくない方にとっては、この差が意外と大きく効いてきます。

ピンを使わない固定方法の種類

ピンなしウィッグと一口に言っても、固定の仕組みはいくつかあります。それぞれ向き不向きがあるため、違いを知っておくと選びやすくなります。

アジャスターでサイズを合わせる

ウィッグ内側のアジャスターで周囲のサイズを調整し、頭にフィットさせる方法です。多くのウィッグに備わっている基本的な仕組みで、これだけでも日常生活で十分ずれにくくなる場合があります。締めすぎると圧迫感が出るため、ちょうどよい位置を見つけることが大切です。

面ファスナー・ストッパーで押さえる

内側に面ファスナーやすべり止めの素材を配置し、面で押さえて安定させる方法です。点で留めるピンと違って力が分散されるため、装着感がやわらかいのが特徴です。医療用ウィッグでよく採用されています。

すべり止め素材(シリコンなど)で密着させる

ウィッグの縁や内側にシリコンなどのすべり止めを配置し、地肌や下地に密着させる方法です。自毛が少ない方でも安定しやすい仕組みです。ただし汗をかくと感触が変わることがあるため、装着する場面を踏まえて選びます。

ウィッグネット・インナーキャップを併用する

ウィッグの下にネットやインナーキャップをかぶり、その上に装着する方法です。摩擦が生まれてずれにくくなるうえ、自毛をまとめられるので仕上がりも整います。他の方法と組み合わせて使えるのが利点です。

テープ・接着で固定する

専用のテープや接着剤でベースを固定する方法です。ずれにくさは高くなりますが、貼り直しや除去の手間があり、肌の状態によっては向かない場合もあります。使う場面を絞って選ぶ方が多い方法です。

組み合わせて使うのが基本

実際の製品では、これらの仕組みが単独で使われることはあまりありません。アジャスターで大きさを合わせ、内側のすべり止めで安定させ、必要ならインナーキャップを足す。こうした組み合わせで「ピンなしでもずれない」状態をつくっています。

選ぶときに確認したいこと

  1. サイズが合っているか:ピンなしタイプはサイズが合っているかどうかが安定感を大きく左右します。大きすぎればずれ、小さすぎれば圧迫感が出ます。
  2. 自毛の量と長さ:自毛がある方は、下でまとめる方法によって被り心地が変わります。長さがある場合はインナーキャップの併用が向きます。
  3. 装着する時間と場面:短時間の外出と、一日中の仕事では求められる安定感が違います。汗をかく場面があるかどうかも判断材料です。
  4. 通気性:密着させる仕組みほど蒸れやすくなる傾向があります。ベース素材との組み合わせで考えます。素材の違いはかつらの素材で解説しています。
  5. 調整してもらえるか:購入後に頭の状態が変わることもあります。サイズや留め具を調整できる窓口があるかを確認しておくと安心です。

ズレが気になるときの対処

ピンなしウィッグでずれが気になるとき、多くは次のいずれかが原因です。

  • アジャスターがゆるんでいる:使ううちに少しずつゆるみます。定期的に締め直します。
  • すべり止めが劣化している:皮脂や汚れが付くと効きが落ちます。汚れを落とすだけで戻ることもあります。
  • 下地との相性:インナーキャップの素材によって、すべりやすさが変わります。
  • 頭の形やサイズの変化:治療の経過や体調によって変わることがあります。

いずれも調整で改善できることが多い内容です。自己流で強く締めると圧迫感の原因になるため、気になったら早めにご相談ください。他社でお求めの製品でも、状態を確認したうえで修理・メンテナンスのご相談を承っています。

試着で確かめたいポイント

ピンなしウィッグが自分に合うかどうかは、着けてみないと分かりません。試着のときは次の点を意識して確かめてみてください。

  • 下を向いたり首を振ったときにずれないか
  • 締めつけ感が強すぎないか
  • 額の生え際が自然に見えるか
  • 自分で着脱できるか
  • 10分ほど着けたままにして違和感が出ないか

アーバンヘアミキでは、完全予約制の個室でこうした確認をしていただけます。レディースウィッグ、メンズウィッグ・男性用かつらそれぞれでご案内しています。ご不明な点はよくある質問もご覧ください。